バイナリーオプションは、相場が上がるか下がるかを当てるだけの投資種目です。シンプルであるがゆえに、トータルで勝つための条件がはっきりしています。

とにかく、勝率が高ければよいのです。

FXなどでは、勝率が高くても負けトレードの損失が大きければトータルで負けます。しかし、バイナリーオプションは値幅が関係ない種目なので、単に勝率さえ高ければトータルで勝てます。

どれ位の勝率ならよいのか？

これは、勝った場合に払い戻される金額がエントリー資金の何倍かという「ペイアウト倍率」や、業者ごとのローカルルールなどによって微妙に異なりますが・・・

一般的には、勝率56%前後が損益分岐点となっています。この損益分岐点よりも明らかに高い勝率を保てれば、トータルで勝てるわけですね。

投資でエッジ（優位性）のある戦略や手法を持っていたら、あとはひたすら投資回数を多くすることで資金を増やすことができます。（もっとも、無茶な資金管理を行っていなければ、ですが。）

投資回数が10回や20回では偶然性の影響が大きく、ブレてしまいます。「大数の法則」によって確実にエッジを生かすには、少なくとも数100回程度の投資回数が欲しいところです。

その意味では、長期投資よりも短期トレード（デイトレードなど）の方が投資回数を増やせるので有利なのです。

また、「大数の法則」によってエッジの効果が表れる前に破綻しないよう、リスク管理・資金管理はきちんと行わなければなりません。

投資を行う上でいつも意識しておきたいのは「利益期待値」です。例えば、平均利益率が15%と推測される手法で10万円投資すれば、利益期待値は

100,000円 × 0.15 ＝ 15,000円

となります。

この利益期待値がマイナスになるような投資は行なうべきではありません。当たり前の事なのですが、利益期待値を考えずに（楽観的に）投資している人も多いようです。

宝くじも投資のつもりなら買うべきではありません。宝くじの場合、100円買って戻ってくるのは平均50円未満だそうですから、利益期待値で言ったら、-50%よりも悪いということになります。

もしも、宝くじで高額の賞が当選したら、そこでキッパリ宝くじを止めるのが正解です。やればやるほど、“大数の法則”によって損をする結果になります。

世の中にはいろいろな投資種目があるもので、ここのところ、バイナリーオプションというモノにちょっと注目しています。

バイナリーオプションは、今後相場が上がるのか、それとも下がるのかを当てるだけの至ってシンプルな投資種目です。

日本では実践者も少なく、これから流行るかもしれないという程度ですが、アメリカなどではかなり人気があるようです。

バイナリーオプションは相場の方向を当てるだけなので、手仕舞いという概念がありません。値幅はどうでもよいのです。

ほんの少しでも予想した方向に相場が動けば勝ち。しっかり利益が出ます。

もうおわかりだと思いますが、損切りできない人や、欲張って利食いし損なってしまう人には“もってこい”の投資種目です。

世の中には、自分で投資するのではなく、有望なトレーダーを選び、そのトレーダーの売買に相乗り（コピー）させてもらう投資法があります。

選んだトレーダーの売買情報がリアルタイムに配信され、それを自分の口座でもマネをします。通常は、システムが全て自動で行います。

もちろん、そうしたシステムを購入する、もしくは利用料金を支払うのですが。

どうしても自分では勝てない人で、なおかつ、自分自身でトレードすることにこだわりが無ければ、１つの選択肢でしょう。